2016年 7月
神輿渡御、還幸祭、迫力満点!
7月24日の還幸祭とは神輿のご神霊を又旅社を経て八坂さんの本殿へと還幸する神事です。
お旅所を出ておよそ五時間をかけて氏子町を回られ、もうヘトヘトでしょうに…ホイット〜ホイット〜…それはもう勇猛豪快に神輿を振り暴れさせ見ているこちらまで力が入ってしまいます。
舞殿を3周する拝殿回しを終え、最後の力を振り絞って差し上げが行われます。まだまだ行くぞ〜と掛け声がかかり、なんと5回も…そして最後はヨーサのチャチャチャで締めくくりです。提灯や鳳凰が取り外され舞殿に鎮座します。東から東御座、中御座、西御座の順に東御座横の東若御座と4基の神輿が勢ぞろいし、八坂さんの電気が全て消され御霊遷しの儀式が行われ還幸祭は終了となります。
手元の時計は午前0時を回っていました。
西御座が最も重く、3.2トンあるのだとか…本当にお疲れ様でした
いよいよ宵山、そして山鉾巡行。京都も最も熱い一日!
宵々々山の7月14日、店を早目に片づけて駒形提灯をレンズに収めようとプラリ出掛けて参りました。
今年は後祭のしんがり「大船鉾」の龍頭が実に150年振りに再現されたとあって話題には事欠きません。
明け方の雨もあがり京都特有の蒸し暑い1日となりました。お稚児さんによる注連縄切りを無事に終え、いよいよ山鉾巡行が始まり前祭の盛り上がりはピークとなりました。新町御池で先頭の長刀鉾を待つ事しばし…外なのに人の熱気で息苦しくなる程。セミの大合唱をかき分け御池通りを悠々と長刀鉾が進んできます。雨除けのカバーを掛けない大英断にレンズを向ける側としては感謝の一言です。やはり長刀鉾の懸物は素晴らしい。
今年は5年振りに日曜日。なんとかお天気にも恵まれ20万人近い人出だったとか…
禿は自力で鉾を降り、お稚児さんは強力が担いでおります。これでお稚児さん達のお役目は終わり。最後の辻回しとなります。数メートル先で行われる10トンを超える鉾の辻回し。事故の無いように…固唾を飲んで見守ります。音頭取りのエンヤラヤーの掛け声で見事3回で辻回し完了。鉾町へと帰って行きました。
鉾町並びに関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。何名か知った顔もありました。大切な神事であり、日本を代表するお祭りはこうやって支えられている事を改めて知り、心からありがとうの気持ちで一杯です
神輿洗いの宮川は宮川町の名前の由来ってご存知ですか?
祇園祭と言えば長刀鉾などの山鉾に注目が集まりがちですが神輿渡御も祇園祭の大切な大切な神事です。7/10には四条大橋において神輿洗いの神事がございました。これは神幸祭を迎えるにあたり、お神輿に神様をお迎えする前に神輿を清めるという大切な神事なのです。もともと鴨川は広い川であったようで宮川と言う支流があったそうです。その宮川で神輿洗いをした神事が今では鴨川で行われているのだそうです。で、その宮川と言う川の名前が宮川町の名前の由来なんですね。祇園、宮川町…京都の花街は祇園祭とは深く長いご縁があるのですね
還幸祭の後、7/28には神様がいなくなられた神輿を再び清めて八坂さんに戻す神事として神輿洗いが行われます
宮川町のビアガーデンに今年もお取組みいたします
今年も7/15~8/31の間、宮川町歌舞練場にてビアガーデンが開催されます
今年は昨年より期間を15日間延長しての開催です
料金にはビールなどのお飲物、㐂久屋 を含む近隣の料理屋がお作りする日替わりのお弁当が含まれる他、芸舞妓さんによる舞台をお楽しみいただけます。
㐂久屋の当番は7/16 、8/3、8/8、8/12、8/13、8/20、8/26、8/29の計8回です
6:00~8:00~の入れ替え制
料金 5,000円/お一人様
お申込み・お問合せは宮川町お茶屋組合(075)561-1151まで
http://kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160620000065
㐂久屋 のお弁当